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楽天証券で購入できるS&P500インデックスファンドのおすすめは?

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楽天証券で購入できるS&P500インデックスファンドのおすすめは?

今回は、楽天証券で購入できるS&P500連動の投資信託について解説します。

私も、実際に投資信託の比較結果を踏まえた上で、投資先を決めています。

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積立設定(S&P500、NASDAQ100)

記事前半では「楽天証券で購入できるS&P500連動の投資信託2つ」を、後半では「どの投資信託がおすすめか?」を詳しく解説します。

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この記事を読み終えることで、楽天証券で購入できる投資信託が把握できるだけではなく、投資信託の特徴を踏まえてどの投資信託を購入すると良いかが判断できるようになります。

楽天証券で購入できるS&P500連動の投資信託2つ

楽天証券で購入可能な投資信託のうち、S&P500に連動する代表的な投資信託は、次の2つです。

楽天証券で購入可能かつS&P500に連動する代表的な投資信託2つ

それぞれの投資信託について、順に解説しますね。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。

運用は「三菱UFJアセットマネジメント」が行っています。

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2024年8月30日時点の基準価額と純資産総額の推移は、以下のようになっています。

【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】基準価額および純資産総額の推移
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】基準価額および純資産総額の推移(出展:三菱UFJアセットマネジメント

また、騰落率は下記に示す通りで、設定日基準ではプラスリターンになっていることが分かります。

【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】騰落率
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】騰落率(出典:三菱UFJアセットマネジメント

楽天・S&P500インデックス・ファンド(愛称:楽天S&P500)

楽天・S&P500インデックス・ファンド(愛称:楽天S&P500)は、S&P500(円換算ベース)に連動する投資成果を目指す投資信託です。

また、設定日は2023年10月27日であり、運用実績は1年未満(2024年9月29日時点)となります。

運用は「楽天投信投資顧問」が行っています。

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2024年8月30日時点の基準価額と純資産総額の推移は、以下のようになっています。

【楽天S&P500】基準価額および純資産総額の推移
【楽天S&P500】基準価額および純資産総額の推移(出典:楽天証券

この投資信託の騰落率は、以下に示す通りです。

【楽天S&P500】騰落率
【楽天S&P500】騰落率(出典:楽天証券

直近の運用実績として、30.0%ほどプラスリターンになっていることが分かりますね。

S&P500連動の投資信託の比較

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500の比較結果は、以下に示す通りです。

観点 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 楽天S&P500
基本情報 マザーファンド S&P500インデックス マザーファンド 楽天S&P500インデックス マザーファンド
基準価額(単位口あたりの値段) 29,198円 12,997円
純資産額(ファンドの規模) 4兆9,916.23億円 2,568.04億円
連動対象 S&P500インデックス(配当込み、円換算ベース) S&P500インデックス(円換算ベース)
投資先 対象市場 米国市場 米国市場
連動指数 S&P500指数 S&P500指数
運用対象 株式、株価指数先物取引、ETF 株式、株価指数先物取引
為替ヘッジ なし なし
運用実績 騰落率 19.1% 30.0%
手数料 信託報酬 0.09372% 0.077%
総経費率 0.10% 0.09%
新NISAでの取り扱い つみたて投資枠
成長投資枠
投資信託の比較結果一覧

上記は2024年8月30日時点の情報となります。

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以降では、取り上げた観点5つに対して、詳しく解説します。

ファンドの基本情報

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500の比較結果は、いずれもS&P500指数に連動する値動きを目指す投資信託です。

これらのファンドの詳細を以下にまとめました。

項目eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500
基準価額(単位口あたりの値段)29,198円12,997円
純資産額(ファンドの規模)4兆9,916.23億円2,568.04億円
連動対象S&P500インデックス(配当込み、円換算ベース)S&P500インデックス(円換算ベース)
設定日2018年7月3日2023年10月27日
運用会社三菱UFJアセットマネジメント楽天投信投資顧問
分配金なし毎月の収益に基づいて分配
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天S&P500の詳細

楽天S&P500の方は、収益により分配金が受け取れる可能性がある点が魅力的ですね。

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ファンドの詳細のうち、純資産総額(ファンドの規模)が重要になります。

なぜなら、ファンドの規模が大きいほど①安定性が高い②コスト削減により投資家の利益が増える、と考えられるためです。

ファンド規模の大小による差分
ファンド規模の大小による差分

安定性や1口あたりのコストを重視する場合、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。

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また、楽天S&P500は配当金を含まないインデックスが対象のため、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)より将来リターンは低くなる可能性があります。

配当金を含まないことは、複利を考慮しないことを意味します。

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このように、似たようなファンドですが構成がわずかに異なるため、これらの差分を把握しておくことが大切です。

投資先

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500は、いずれも米国市場が投資対象となります。

一方、楽天S&P500の運用対象にはETFが含まれるため、それぞれのファンドの上位銘柄の構成は異なります。

各ファンドの上位銘柄の具体的な構成は、以下に示す通りです。

順位eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500
1MICROSOFT CORP(7.0%)iShares Core S&P 500 ETF(10.4%)
2APPLE INC(6.1%)APPLE INC(6.2%)
3NVIDIA CORP (4.5%)MICROSOFT CORP(6.2%)
4AMAZON.COM INC(3.7%)NVIDIA CORP(5.8%)
5META PLATFORMS INC-CLASS A(2.5%)AMAZON COM INC(3.2%)
6ALPHABET INC-CL A(2.2%)ALPHABET INC(2.0%)
7BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B(1.7%)META PLATFORMS INC(2.0%)
8ELI LILLY & CO(1.4%)ALPHABET INC(1.7%)
9ALPHABET INC-CL C(1.4%)BERKSHIRE HATHAWAY INC(1.4%)
10BROADCOM INC(1.3%)ELI LILLY AND COMPANY(1.4%)
上位10銘柄の構成

特筆すべきは、楽天S&P500にiShares Core S&P500 ETFが含まれている点でしょう。

このETFは、コストを抑えつつ運用成績を高める役割を担っている可能性があります。

iShares Core S&P500 ETFは、米国大型株で構成される指数に連動する投資成果を目指すETF(上場投資信託)です。

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また、興味がある方はiShares Core S&P500 ETFについて調べ、投資先の候補として取り上げても良いかもしれません。

運用実績(騰落率)

続いて、それぞれの投資信託における運用実績を確認します。

今回は、楽天S&P500が運用開始から約1年であることを考慮し、騰落率を用いて概算しました。

結果は以下に示す通りです。

投資信託名騰落率計算方法
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)19.1%過去3年の騰落率(69.3%)をもとに、以下の式で算出
(1.693^(1/3) - 1)×100
楽天S&P50030.0%設定来の騰落率を流用
それぞれの投資信託の騰落率(概算)

上記の表では楽天S&P500の方が成績が良いように見えます。

ただし、運用を開始して1年弱のため、今後の値動きによっては成績が大きく変動する可能性があります。

また、2024年9月27時点で、リターンとリスクは以下のようになっていました。

期間eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500
6ヶ月11.6711.68
1年31.56-
3年21.86-
5年23.46-
リターン(年率)
期間eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500
6ヶ月17.4317.41
1年15.90-
3年18.36-
5年20.95-
リスク(年率)

直近6ヶ月時点では、どちらも似通った運用実績となっていることが分かりますね。

投資先の候補を決めるためにも、今後の楽天S&P500の動向に期待しましょう!

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手数料(信託報酬、総経費率)

投資信託にかかる手数料も確認しておく必要があります。

それぞれの投資信託における手数料は、以下に示す通りです。

項目eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500
購入時手数料なしなし
信託報酬(年率)0.09372%0.077%
総経費率(年率)0.10%0.09%
 (うち、投信会社の運用管理費用)0.04%0.03%
 (うち、販売会社の運用管理費用)0.04%0.03%
 (うち、受託会社の運用管理費用)0.02%0.02%
 (その他費用)0.01%0.01%
それぞれの投資信託の手数料(出典:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500の運用報告書)

信託報酬と総経費率の両方の観点で、楽天S&P500の方が安いことが分かります。

差分は0.01%程度のため、ほとんど差はないと言えます。

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新NISAでの取り扱い

最後に、それぞれの投資信託が新NISAで購入できるかを確認します。

購入可能な証券会社もあわせて掲載したので、ぜひご覧ください。

項目eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500
つみたて投資枠購入可能購入可能
成長投資枠購入可能購入可能
扱っている証券会社楽天証券、SBI証券、松井証券など楽天証券のみ
新NISAでの取り扱い

いずれの投資信託も、新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠で運用できるため、大きな問題はなさそうですね。

楽天S&P500は楽天証券のみの取り扱いになる点に注意が必要です。

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ここまでで、それぞれの投資信託の特徴について具体的に解説しました。

これを踏まえた上で、「じゃあ、どちらの投資信託を購入すると良いの?」といった疑問を持つ方もいると思います。

以降では、選ぶ際のポイントをまとめた結果について解説します。

選ぶ際のポイント(投資信託別)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめな人

  1. 安定性や実績のあるファンドに投資したい人
  2. 多くの投資家に人気があるファンドに投資したい人
  3. 楽天証券以外の証券口座を活用したい人

楽天S&P500がおすすめな人

  1. 楽天経済圏を最大限活用したい人
  2. 投資信託にかかる費用を極力抑えたい人
  3. 分配金に魅力を感じている人

※必ずしも、分配金がもらえるわけではないです。

順に解説しますね。

先程述べたように、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は4兆円規模かつ5年以上運用実績がある投資信託です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額と純資産総額
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の基準価額と純資産総額(出典:三菱UFJアセットマネジメント

このため、極めて安定しており、運用実績も積みあがっている点がメリットとして挙げられます。

一方、楽天S&P500と比較して、信託報酬がわずかに高い点がデメリットと言えます。

0.016%程度の違いのため、手数料の観点ではほとんどデメリットは無いと考えられます。

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楽天S&P500は、楽天証券のみで購入可能な投資信託です。

楽天S&P500のファンドの仕組み
楽天S&P500のファンドの仕組み(出典:楽天証券

楽天S&P500に投資することで、楽天経済圏を最大限利用できる点がメリットとして挙げられます。

一方、2023年10月に運用開始となった比較的新しい投資信託のため、今後の運用成果がどうなるのかが分からない点がデメリットとなります。

直近6ヶ月はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と同程度の成績のため、概ね問題なさそうです。

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S&P500連動投資信託に関するよくある質問3つ

S&P500連動の投資信託に関するよくある質問を3つ紹介します。

これから、投資信託を購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

配当金が欲しい場合は何を選べば良い?

今回紹介した投資信託の場合、楽天S&P500の方が分配金をもらえる可能性があります。

一方、必ず分配金が出る訳ではないため、MAXIS米国株式(S&P500)などのETFの購入を検討してみてください

配当金(分配金)の観点でまとめた記事も作成しているので、ぜひご覧ください。

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運用時のコストを極力下げる場合は何を選べば良い?

運用時のコストを極力下げたいのであれば、楽天S&P500に投資することがおすすめです。

再掲となりますが、それぞれの手数料(信託報酬)は以下のようになります。

投資信託名信託報酬
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.09372%
楽天S&P5000.077%

新NISAで運用コストを抑える場合、信託報酬が安い投資信託を選びましょう!

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初心者におススメのものは何?

安定性と運用実績が十分ある、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資することをおすすめします。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は規模が大きなファンドであり、規模が大きいファンドには以下のような特徴があるためです。

参考:規模が大きいファンドの特徴2つ

  1. 多くの投資家に購入されており、運営資金が潤沢である。
  2. 1口あたりのコストが削減されるため、投資家への利益が増える。

ファンド規模の大小による差分

私は安定性や運用実績を求めて、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資しています。

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各投資信託の特徴を把握した上で投資先を選定しよう!

今回は、以下について解説しました。

楽天証券で購入できるS&P500に連動する投資信託として、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天S&P500の2つがあることを解説しました。

それぞれの投資信託のメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。

投資信託名メリットデメリット
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)・ファンドの規模が大きく、安定している。
・十分な運用実績がある。
楽天S&P500と比較して、信託報酬が高い。
楽天S&P500・eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)よりも信託報酬が安い。
・構成銘柄にETFが含まれる。
ファンドの規模が小さく、運用実績も積み上げ途中である。
それぞれの投資信託のメリットとデメリット

それぞれの投資信託には特徴があるため、ご自身のリスク許容度を踏まえた上で、今回の記事の内容も参考に、投資先を選んでみてください。

また、S&P500の過去成績も踏まえて判断したい方は、以下の記事もぜひご覧ください。

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免責事項

この記事は、投資収益の保証、特定の商品の勧誘、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資や契約の決定はご自身で判断してください

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