投資を始める上で、銀行・対面型証券会社・ネット証券の選び方やオススメの購入先について、解説します。
私も投資信託の購入先の特徴を理解した上で、ネット証券にて新NISA口座を開設しました。
記事の前半では購入先として銀行・対面型証券会社・ネット証券のどこを選択すれば良いかとオススメの購入先を、後半では新NISA口座の開設方法や積立設定の方法を具体的に解説します。

この記事を書いた人
- 『NISAの達人』の管理人
- 会社員&ブロガー
- 新NISA(選び方、買い方、運用方法、ノウハウ)について発信
- 2025年9月末時点で、NISAで含み益約106万円を達成中!


この記事を読み終えることで、投資信託の購入先の選び方やオススメの購入先が理解できるだけではなく、新NISA口座の開設方法や具体的な積立投資の設定方法まで身についた状態になります。
これから資産運用を始める方
新NISAなど資産運用を始めるには、証券口座の開設が必要です。まだ、証券口座をお持ちでない方は、以下のリンクから口座開設することをおススメします。
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特徴:取引コストを抑えられる!
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S&P500が投資初心者に選ばれる理由3つ
投資の世界では、インデックス投資を行う際の投資先として、S&P500やオルカンが挙がります。
今回は、多くの読者が興味を持っているS&P500を対象に、S&P500が選ばれる理由について解説します。
S&P500が投資初心者に選ばれる理由3つ
米国の優良企業500社にまるごと投資可能
S&P500(Standard and Poor's 500)は、米国を代表とする株価指数の一つであり、時価総額の大きい500社の株価をもとに算出されます。
S&P500指数が注目される理由3つ
- Apple, Amazon, Microsoftなど、上位企業の多くが世界の株式市場の売上や収益の大部分を占めているため。
- 米国経済全体の健全性や成長性を示すため。
- 米国株式市場の時価総額の約80%をカバーできるため。

S&P500の概要(出典:S&P500)
長期保有で元本割れしない過去実績あり
S&P500指数に連動するインデックスファンドに投資した場合、15年以上の長期投資であれば元本割れしないことが分かっています。
上記の事実は、1993年~2023年の過去30年間における株価の推移に基づく年率平均リターンからも明らかです。

集計期間によって微妙に結果が異なる点には、注意が必要です。
2026年初頭時点では、株高に振れているので、瞬間的な資産評価額(年率平均リターン)は、さらに高く算出されているでしょう。
米国の他の指数と比較してバランスが良い
S&P500は、ニューヨークダウやNASDAQ100などの米国の他指数と比較してもバランスが良いです。
例えば、銘柄数を比較すると以下のようになり、S&P500が広く分散されていることが分かると思います。
| 株価指数 | 構成銘柄数 |
|---|---|
| ニューヨークダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均) | 30銘柄 |
| NASDAQ100 | 約100銘柄 |
| S&P500 | 約500銘柄 |
さらに、S&P500のセクター構成は以下のようになっており、幅広く分散されていることが読み取れるでしょう。

IT系の企業が占める割合が多い、ということも特徴の1つになりますよ。
ネット証券で口座開設すべき理由3つ
S&P500連動の投資信託を購入する際に用いる証券口座として、ネット証券がオススメです。
ここでは、具体的な内容に入る前に、ネット証券を利用した方が良い理由について解説します。
ネット証券で口座開設すべき理由3つ
銀行窓口や対面証券では高額な手数料がかかる
ネット証券と比較して、銀行窓口や対面証券の場合、高額な手数料がかかる可能性があります。
なぜなら、銀行や証券会社の担当者を立てて投資信託を売買することになり、その分の人件費がかかってくるためです。

例えば、三菱UFJ信託銀行の場合、購入時手数料や信託報酬(運用時の手数料)に関して、以下のような説明があります。


また、野村證券の場合、購入時手数料はかかりませんが、信託財産留保額(売却時の手数料)や信託報酬に関して、追加費用がかかる旨が記載されています。

「目論見書補完書面」として手数料がかかる旨が細かく説明されているため、必ず確認するようにしましょう。
1%の差が長期投資時の結果に大きく影響する
上記で、1%~2%程度の追加手数料がかかることを説明しましたが、大したことはないと思う方もいるかもしれません。
しかしながら、資産形成の観点では、1%の違いが大きな影響を与えることになります。
なぜなら、手数料を支払うことで複利効果の恩恵を受けられる資産額が減少してしまうためです。

具体的なシミュレーションを行って、差額を算出してみましょう。
今回は、以下の条件でシミュレーションしてみます。
| 項目 | 対面型(銀行・証券会社) | ネット証券 |
|---|---|---|
| 投資期間 | 30年間 | 30年間 |
| 毎月の積立額 | 3万円 | 3万円 |
| リターン | 年率平均5% | 年率平均5% |
| 購入時手数料 | なし | なし |
| 信託報酬 | 年率1.581% | 年率0.081% |
| 実質年利 | 年率3.419% | 年率4.919% |
シミュレーション結果は、以下のようになりました。

| 項目 | 対面型(銀行・証券会社) | ネット証券 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 投資元本 | 1,080万円 | 1,080万円 | - |
| 運用益 | 782万円 | 1,332万円 | 550万円 |
| 運用後の資産額 | 1,862万円 | 2,412万円 | 550万円 |
このように、1%程度の違いでも、数百万円の差額が発生してしまうため、手数料を抑えられるネット証券がオススメです。
ネット証券は安全・安心・低コストで利用可能
ここまでで紹介した通り、ネット証券であれば、低コストで資産形成が可能です。
一方、ネットを介してやり取りするため、セキュリティ面での不安を持つ方もいるかもしれません。
参考:2025年における不正アクセス・不正取引
フィッシング詐欺が発生している一方で、ネット証券も多要素認証やパスキーの導入を行い、セキュリティ対策の強化を進めています。



このように、ネット証券でもセキュリティ対策が強化されており、インターネット取引の安全性も向上しています。
このような流れも踏まえ、資産形成を行うのであれば、ネット証券を使うことをオススメします。
「担当者に相談しながら資産形成したい」、「ネット証券の使い方が分からない」という場合は、対面形式の方が良いでしょう。
S&P500投資におすすめのネット証券3選
S&P500連動の投資信託など、資産形成を行う際のオススメのネット証券を紹介します。
S&P500投資におすすめのネット証券3選
楽天証券:楽天経済圏に強みあり
楽天証券で口座開設する最大のメリットとして、資産形成時に多くの楽天ポイントを貯められることが挙げられます。

普段、楽天経済圏で生活している方はポイントがザクザク貯まるので、楽天証券で資産形成することをオススメします。
私は新NISA口座を楽天証券で開設しました。
楽天証券で口座開設する方法は、以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
SBI証券:銘柄数が豊富
SBI証券で口座開設する最大のメリットとして、投資可能な商品が多いことが挙げられます。

また、単元未満株の取引にかかる手数料も抑えられます。

低コストで取引できる点が魅力的です。
将来的に優待株や高配当株にも挑戦したい方は、単元未満株を低コストでトレードできるSBI証券がオススメです。
新NISAとは別で、高配当株を単元未満株として購入するためにSBI証券で口座開設しました。
SBI証券で口座開設する方法は、以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
松井証券:手厚いサポート体制あり
松井証券で口座開設する最大のメリットとして、投資に関して手厚いサポートを受けられることが挙げられます。

特に、サポート業務に関して外部から三ツ星評価を貰っているため、その評価は折り紙付きです。

私は、取引画面のUIや銘柄選定がやりやすいという理由で、優待株投資を松井証券で行っています。
松井証券で口座開設する方法は、以下の記事で紹介しているので、あわせてご覧ください。
S&P500連動ファンドに関するTips4つ
ネット証券などで口座開設をした後、S&P500連動ファンドに投資していくことになります。
その際のコツ(Tips)もあわせて紹介します。
S&P500連動ファンドに関するTips4つ
投資初心者は投資信託メインで投資
投資信託を始めたばかりの場合であれば、新NISA口座で、S&P500やオルカンなどの主要インデックスに連動する投資信託を購入しておきましょう。
なぜなら、投資活動自体を仕組み化して投資に慣れていくべきである、と考えるためです。
日々の入浴や歯磨きと同じように、生活の一部に取り込んでしまうと良いでしょう。
金融庁の調査結果を参考に、新NISAの活用状況について解説します。
まず、2025年6月末時点で、新NISA口座数は年々増加しています。

さらに、幅広い年代で利用されていることも読み取れるでしょう。

金銭面の都合もあり、10代の利用状況は低いです。
一方、新NISA口座が開設されたにもかかわらず、買い付けが行われていない口座も一定数存在します。

つまり、新NISA口座を開設したとしても、約4割の方が利用していない状態となります。
このように、新NISAの口座開設をしただけで活用できていない状況を避けるために、投資を習慣化して将来に向けて資産形成を行っていきましょう。
eMAXIS Slimシリーズは超低コストで運用可能
新NISA口座で投資信託を購入するのであれば、eMAXIS Slimシリーズがオススメです。
理由は単純で、信託報酬(運用時の手数料)が安く済ませられるためです。
具体的な投資信託は、以下を参考にしてください。
| 対象 | 信託報酬 | 商品名 |
|---|---|---|
| S&P500 | 年率0.08140% | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
| オルカン | 年率0.05775% | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
純資産に応じた受益者還元型の仕組みあり
低コストで運用できる理由も把握しておくことが大切です。
eMAXIS Slimシリーズの信託報酬が安く済ませられるのは、「受益者還元型信託報酬」という仕組みが働いているからです。
参考:受益者還元型信託報酬とは?
「受益者還元型信託報酬」とは、ファンドに集まったお金(純資産総額)が大きくなればなるほど、段階的に手数料率が下がるシステムのことを指します。

受益者還元型信託報酬率とは?(出典:三菱UFJアセットマネジメント)
このような仕組みが機能しているため、低コストで運用できるようになっています。
理論上は、eMAXIS Slimシリーズに投資する人が増えるほど、信託報酬も安くなっていきますよ!
信託報酬0.01%以下の違いは無視
信託報酬は運用時の手数料になるため、低いほど良いため、コスト最安のファンドを探す人もいると思います。
しかしながら、0.01%程度の信託報酬の差であれば、それ以上安さを求める必要はないと考えます。
なぜなら、0.01%程度の差は、100万円を投資して年間わずか数百円の差にしかならないためです。
このレベルになると、探す労力と得られるコストが割に合わなくなってきます。
例えば、eMAXIS Slimシリーズの類似商品として、以下のインデックスファンドが挙げられます。
| 商品名 | 信託報酬(年率) |
|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 年率0.08140% |
| SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 年率0.09380% |
| 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド | 年率0.07700% |
SBI VシリーズはETFへの投資となるため少し割高になっていますが、概ね0.075%~0.095%の範囲内に収まっているため、大きな差は生じないでしょう。
信託報酬の目安は0.5%未満となるため、いずれも低コストなファンドと言えます。
新NISAを活用した具体的な買い方3ステップ
新NISAで投資する上でのポイントが理解できた段階で、具体的な仕組みづくりの話に入っていきたいと思います。
新NISAを活用した具体的な買い方3ステップ
ネット証券で新NISA口座を開設する
最初に、ネット証券で新NISA口座を開設する必要があります。
具体的な口座開設の方法は、関連記事にまとめているので適宜ご覧ください。
スマホとマイナンバーカードがあれば、最短で口座開設の手続きが完了しますよ。
クレカ積立で資産形成の仕組みを作る
新NISA口座の開設が完了したら、実際にクレカ積み立ての設定を行っていきましょう。
以下の記事で、楽天証券を例に積立投資をする方法について詳しく解説しています。
私は新NISA口座を楽天証券で開設したので、楽天証券での設定例になっています。
年に1度の頻度で資産状況を確認する
後は、基本的に放置しておき毎月淡々と積立投資をしていくだけでOKです。
ただ、資産形成の過程を全く確認しないのも危険であるため、年1回くらいの頻度で投資状況を確認しておくことをオススメします。
例えば、2026年2月1日時点における私の運用実績は、以下のようになっています。


さらに、楽天証券であれば、1年間でかかった信託報酬額も確認可能です。

信託報酬も年間2,700円程度で済んでいることが分かりますね。
S&P500連動ファンドへの投資に関するよくある質問5つ
最後に、S&P500連動ファンドに投資する際のよくある質問についてまとめます。
S&P500とオルカンのどちらが良いの?
S&P500とオルカンのどちらに投資するかは、完全に個人の好みになると考えています。
私は、米国経済の成長に期待しているため、米国株の比率を増やすことにしました。
全世界への分散も行いたいため、オルカンとS&P500の両方に投資しています。
にむどちらにすべきか決めかねている場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
あわせて読みたい 為替リスクが運用成績に与える影響は気にすべき?
S&P500やオルカンなど、優良なインデックスファンドに投資するのであれば、為替リスクの影響を気にする必要はありません。
なぜなら、為替リスクによる下落も踏まえた上で、15年以上投資することで、プラスリターンになっているからです。

【再掲】S&P500の年率平均利回りの変動幅(公開データをもとに当サイトで作成) 米国ETFなどで高配当投資をする場合、得られる配当金が為替相場の影響を受けるため、少し気にした方が良いです。
にむ狼狽売りしないために気を付けるべきことって何?
投資をしていて評価額が下がると不安が大きくなり、狼狽売りにつながると考えます。
このため、評価額が下がっている時は、ネット証券で評価額を見ないようにすることをオススメします。
私の場合、ネットワークの設定で証券口座へのリンクを遮断して、一時的にアクセスできないような仕組みを導入しました。
専門領域になるので、万人向けのやり方ではないです。
にむ例えば、他のことに集中して取り組むなどによって、相場が元の水準に戻るのを待つのが良いでしょう。
投資信託は100円から購入できるってホント?
スマホからでも口座開設できるの?
口座開設はスマホから可能です。
詳しくは、「ネット証券で新NISA口座を開設する」を参考にしてください。
ネット証券を積極的に活用して資産形成しよう!
今回は、以下の内容について解説しました。
今回の内容
証券口座を開設する際は、ネット証券一択だと考えています。
ネット証券であれば、低コストで資産形成できますよ!
これから投資を始めたいと考えている人は、今回の記事を参考に、口座開設と積立投資の設定をしてみてください。
これから資産運用を始める方
新NISAなど資産運用を始めるには、証券口座の開設が必要です。まだ、証券口座をお持ちでない方は、以下のリンクから口座開設することをおススメします。
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特徴:取引コストを抑えられる!
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投資情報や分析ツールが豊富&無料で利用できる!








