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S&P500連動の投資信託の信託報酬っていくら?比較結果を紹介!

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S&P500連動の投資信託の信託報酬っていくら?比較結果を紹介!

今回は、S&P500に連動する投資信託やそれぞれの手数料(信託報酬)について解説します。

実際に、私も今回の情報を参考に投資先の投資信託を決めています。

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積立設定(S&P500、NASDAQ100)

記事前半では投資信託の選び方と投資信託の手数料(信託報酬)を、後半では代表的な投資信託と各投資信託の手数料(信託報酬)を解説します。

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内訳(一部)

この記事の内容をご覧になることで、投資信託の選び方や代表的な投資信託の手数料(信託報酬)・リターン・リスクなどを把握できますよ。

また、リターンとリスクに基づいて以前作成したシミュレーターで投資成績を見積もること可能です。

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投資信託の選び方3つ

今回は、インデックス型投資信託の選び方を3つ紹介します。

順に解説しますね。

投資対象の特徴理解

インデックス型投資信託を購入する際は、投資先の地域や投資対象を理解しておく必要があります。

なぜなら、資産価値が変動した際に、資産価値変動の要因を特定できるようにするためです。

例えば、当サイトで取り上げているS&P500インデックスのセクター別の構成比率は、以下に示す通りです。

S&P500のセクター別内訳
S&P500ファクトシートに基づいて、当サイトで作成

この内訳から情報技術(IT)の比率が最も多いため、IT業界の業績が下がれば投資信託の価格も下落すると予想できます。

巨大IT企業は米国に多いため、米国のIT業界の業績がインデックスに概ね反映されると考えられます。

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このように、インデックス型投資信託を購入する前に、ご自身が何に投資しようとしているかを把握しておくことが重要です。

過去実績に基づくリスクとリターンの確認

また、インデックス型投資信託のリスクとリターンも確認しておくことが重要です。

これは、投資により将来的にどの程度利益が得られるかを事前に見積もるためです。

今回、参考情報として1980年1月~2023年12月までの期間を対象に、S&P500インデックスの1年あたりのリターンを計算した結果を以下に示します。

投資期間の違いに対するリターンの変動幅
S&P 500 Historical Annual Returnsをもとに当サイトにて作成

上記の結果から、S&P500に連動する投資信託の場合、15年以上の投資期間を確保できれば最低でも年率平均リターンとして4%程度が期待できる可能性がありますね。

あくまで過去の傾向に基づく判断であり、今後の運用成績を保証するものではありません。

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また、各証券会社のサイトでは直近5年間のリスクとリターンを確認できます。

例えば、楽天証券における「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のリスクとリターンは、以下に示す通りです。

パフォーマンス6ヶ月1年3年5年
リターン(年率)8.25%20.50%18.75%21.08%
リスク(年率)17.42%16.16%18.32%20.97%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のリスクとリターン

直近5年間ではリターンが20%程度あり、極めて好成績であることが分かりますね。

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このように、有望な投資先を選択できているかを確認することも重要です。

運用時にかかる手数料の確認

投資信託を運用する際は、運用時に手数料が発生するため、手数料もなるべく安く済ませることが大切です。

手数料を安く済ませた方が良い理由として、次の2点が挙げられます。

手数料は安い方が良い理由2つ

  1. 手数料が高い投資信託が、必ずしも良い投資信託であるとは限らない。
    ぼったっくり投資信託、という可能性もある。
  2. 手数料が高いと、最終的に得られる利益も減少する。
    運用中は避けて通れないコストのため、なるべく安い方が良い。

例えば、運用時の手数料が0.15%の投資信託Aと0.35%の投資信託Bがあったとします。

これらの投資信託に100万円投資して10年間投資した場合の手数料は以下のようになります。

金融商品手数料(信託報酬)手数料の合計
投資信託A0.15%15,000円
投資信託B0.35%35,000円
運用中にかかった手数料の合計

わずか0.2%の差ですが、最終的に2万円もの差になっていますね。

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このように、なるべく安く済ませることで将来の利益増加につながりますよ。

投資信託の手数料に関する疑問点3つ

ここでは、先程少し触れた手数料に関する疑問点を掘り下げます。

順に解説しますね。

代表的な手数料って何?

投資信託の運用における代表的な手数料として、信託報酬が挙げられます。

投資信託の手数料とは?

投資信託に関連する手数料として、以下のものがあります。

新NISAの場合、購入時手数料や信託財産留保額などはかからないことが多いため、信託報酬について理解しておけばOKです。

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信託報酬は、投資信託の保有額に対してかかります。

例えば、投資信託(信託報酬:年率0.1%)を100万円分保有している場合、1年間の手数料は1,000円となります。

100万円×0.1%=1,000円で計算できます。

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これは運用中はずっとかかる費用になるため、信託報酬はなるべく安く抑えるようにしましょう。

信託報酬の上限値(目安)っていくつ?

当サイトでは、信託報酬の上限値の目安があると考えており、その値は0.22%です。

この上限値は、金融庁が公開しているインデックス投資信託の情報のうち、0.1%超から0.2%以下の商品が最も多いことに基づいています。

つみたて投資枠対象商品の信託報酬率の分布
つみたて投資枠対象商品の信託報酬率の分布(出展:金融庁「つみたて投資枠対象商品の概要について」

また、実際にかかった費用を加味したものとして「総経費率」というものもあります。

総経費率には、売買委託手数料や監査費用なども含めたコストとして算出されますよ!

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以上を踏まえて、以下のように整理した上で基準を設定しました。

観点基準値備考
信託報酬0.20%対象商品が最も多い信託報酬の上限(0.2%)を参考に定義
総経費率0.22%信託報酬の基準値0.2%×1.1により算出
設定値0.22%総経費率の値を流用
基準を設定する際の観点と具体的な基準値

このように、一定基準以下の手数料に収まっているかを確認することも重要です。

あくまで一例となるため、参考情報として扱ってください。

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総経費率はどこで確認できる?

総経費率は、交付目論見書や運用報告書に記載されています。

【ワンポイント!】2024年4月からのルール変更

2024年4月から、交付目論見書にも記載されるようになりました。

投資信託の交付目論見書を確認することで、直近の総経費率を確認できます。

例えば、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の総経費率は、以下に示す通り年率0.10%です。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の総経費率
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の総経費率(2024年8月時点)

ここまでで、投資信託の選び方と運用時の手数料について、ある程度把握できたと思います。

以降では、S&P500に連動する投資信託を3つ紹介します。

いずれかの投資信託に投資することで、米国市場の約80%をカバーできますよ!

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eMAXIS Slim米国株式(S&500)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、三菱UFJアセットマネジメント社が運用する投資信託です。

当サイトでも何度も取り上げている投資信託となります。

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過去の実績を確認すると、連動対象のS&P500インデックスと概ね同じ成績が出せていますね。

【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】基準価額および純資産総額の推移
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】基準価額および純資産総額の推移
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】最近5期の運用実績
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】最近5期の運用実績

また、資産自体も長期的にみると増えていることが確認できます。

【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】騰落率
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)】騰落率

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)は、SBIアセットマネジメント社が運用する投資信託です。

過去の実績を確認すると、こちらも連動対象のS&P500インデックスと概ね同じ成績が出せていますね。

【SBI・V・S&P500】基準額等の推移
【SBI・V・S&P500】基準額等の推移
【SBI・V・S&P500】最近の運用実績
【SBI・V・S&P500】最近の運用実績

また、こちらの投資信託においても、資産自体も長期的にみると増えていることが確認できます。

【SBI・V・S&P500】期間収益率
【SBI・V・S&P500】期間収益率

iFree S&P500インデックス

iFree S&P500インデックスは、大和アセットマネジメント社が運用する投資信託です。

過去の実績を確認すると、連動対象のS&P500と概ね同じ成績となっていますね。

【iFree S&P500インデックス】基準価額・純資産の推移
【iFree S&P500インデックス】基準価額・純資産の推移
【iFree S&P500インデックス】最近の運用実績
【iFree S&P500インデックス】最近の運用実績

また、投資信託自体の価格も長期的にみると増えていることが確認できます。

【iFree S&P500インデックス】期間別騰落率
【iFree S&P500インデックス】期間別騰落率

運用開始時期が異なるため、それぞれの投資信託のリターンも異なっています。

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各投資信託における手数料・リターン・リスクの比較

先程紹介した3つの投資信託において、信託報酬、総経費率、平均リターン(年率)、平均リスク(年率)もあわせて紹介します。

投資信託信託報酬(年率)総経費率(年率)平均リターン(年率)平均リスク(年率)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)0.09372%0.10%21.08%21.89%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド0.0938%-(記載なし)19.03%-(記載なし)
iFree S&P500インデックス0.198%-(記載なし)20.91%20.97%
手数料・リターン・リスクの比較

横並びにして比較すると、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が低コストで高いリターンが得られる可能性があることが分かりますね。

投資先や運用成績が似通っている場合、信託報酬が安い投資信託の購入をおすすめします!

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長期投資シミュレーションツールによる試算

さらに、下記の条件で長期投資シミュレーションツールによる試算も行ってみました。

項目
元本0円
毎月の投資金額合計2万円
積立期間15年
手数料(信託報酬など)0.09372%
先進国株式の期待リターン21.08%
先進国株式のリスク21.89%
先進国株式の配分比率100%
長期投資シミュレーションツールの設定

シミュレーション結果は以下に示す通りです。

長期投資による運用成果予想
長期投資による運用成果予想
項目
投資総額3,600,000円
運用結果の最頻値13,376,095円
運用結果の中央値17,793,160円
運用結果の期待値20,521,777円
期待値が出る確率39.5%
元本割れする確率0.1%
シミュレーション結果

上記のシミュレーションでは、元本割れする可能性は極めて低いかつ、運用結果として投資額の3倍以上の利益を得られることが分かりますね。

5年間のリターンとリスクに基づくため、調整の余地は残ります。

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よくある質問3つ

最後に、S&P500連動の投資信託に投資する際のよくある質問を3つ紹介します。

おすすめの投資信託は?

コスト面やリターンを考慮しても、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。

私も新NISAで積み立て購入していますよ!

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総経費率は毎年変わる?

はい。総経費率は毎年変わります。

これは、監査費用や目論見書、運用報告書等の書類の作成・印刷・交付にかかる費用などが毎年変わり得るためです。

また、費用の詳細はSBI・V・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・S&P500)でも紹介されているため、参考にしてください。

【SBI・V・S&P500】その他の費用及び手数料
【SBI・V・S&P500】その他の費用及び手数料

積立開始時期の目安は?

丁度良い積立開始時期を見積もるのは困難です。

このため、投資を始めようと思った時が積立開始時期だと考えています。

少額からでも良いので、投資期間を確保しつつ投資を始めることをおすすめします!

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信託報酬等の手数料を抑えつつ投資を始めよう!

今回は、以下について解説しました。

今回は、代表的な投資信託を取り上げ、手数料(信託報酬)やリターン・リスクを比較しました。

投資信託によって、手数料(信託報酬)やリターン・リスクにバラツキがあることが把握できたと思います。

似通った内容で選びづらい場合、手数料(信託報酬)が最も安いものを選ぶと良いですよ!

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それぞれの投資信託の特徴も把握した上で、ご自身にあった投資信託を選んでみてください。

これから資産運用を始める方

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免責事項

この記事は、投資収益の保証、特定の商品の勧誘、売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資や契約の決定はご自身で判断してください

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